日本IBMは、7月1日付けで新会社「日本アイ・ビー・エム デジタルサービス(IJDS)」を発足すると発表した。新会社では、既存システムの運用の高度化や効率化に加え、新しいアプリケーションの構築や柔軟な外部連携を実現し、企業とともにデジタル変革(DX)を推進していく。
新会社は、日本アイ・ビー・エム・サービス(ISC-J)、日本アイビーエム・ソリューション・サービス(ISOL)、日本アイ・ビー・エム・ビズインテック(IBIT)のグループ3社を合併した形となる。これまでISC-Jは主に製造業へ、ISOLとIBITは金融業界へと専門化することで業界特有の業務知識やシステム開発・運用に関する知見やスキル、アセットなどを蓄積してきたという。
それぞれの特徴を持った3社が合併することで、専門性と広範なスキル、既存システムの安定稼働と新技術によるDXの実現を両立し、企業の戦略策定とその実現に迅速に取り組んでいく。また、IJDSの社員にとっては、業界を問わず多様な現場を経験する機会が拡がり、スキルの選択肢やキャリアパスが拡大し、ITプロフェッショナルとしての可能性をさらに高めていくことができるようになるとしている。
代表取締役社長には、7月1日付けで日本IBMの執行役員に就任予定の井上裕美氏が着任する。