Dell TechnologiesとGoogle Cloudがハイブリッドクラウドのストレージシステムで連携し、「Dell Technologies Cloud OneFS for Google Cloud」を提供すると発表した。
Dell Technologies Cloud OneFS for Google Cloudのリリースは、クラウド間でデータの流れを作る取り組みとなる。Dell TechnologiesはGoogle Cloudと連携し、プライベートクラウドとパブリッククラウドのストレージの管理を簡略化するとしている。このシステムでは、Dell EMCの「Isilon」とGoogle Cloud間の単一のファイルシステムで、最大50ペタバイトのデータを簡単に移動させることが可能だ。アプリケーションを修正する必要もないという。
さらにDellは、Dell Technologies Cloudを強化し、ハイブリッドクラウド導入のための障壁を低減するとともに、全体的な機能を向上していると説明した。Dell Technologies Cloudは、「VMware Tanzu Kubernetes Grid」と「VMware Cloud Foundation 4.0」によって、クラウドのロケーションに関わらずモダンなアプリケーションと従来のアプリケーションのサポートを強化するという。Dell Technologies Cloud Platformで、同一の「Dell EMC VxRail」インフラストラクチャーで、コンテナ化されたワークロードと、従来の仮想マシンをサポートするようになり、単一の環境からKubernetesをシンプルに扱える手段が提供される。Dellはこのほか、「Dell Technologies On Demand」でのサブスクリプションとサービスの拡充、次世代の「VMware Cloud on Dell EMC」を発表している。また、「Dell EMC SD-WAN Solution powered by VMware」が改善され、単一のソリューションでSD-WANを素早く導入できるよう選択できるアプライアンスや帯域が増えた。
Dell Technologiesのクラウド製品管理担当バイスプレジデントBrian Payne氏は、同社はオンプレミス、クラウド、エッジコンピューティングのワークロードを管理しようとしているエンタープライズに向けた機能を追加してきたと述べた。また、「デジタル化し、変革を推し進めたいという強い要望がある」とし、「顧客は、必要なクラウドプロバイダーと、AIや機械学習のフレームワークを全体的に見ようとしている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。