高知県で50年以上にわたりスーパーマーケットやホームセンターを展開しているサンプラザは、多店舗運営を支援するコミュニケーションツール「Shopらん」を6月に全店舗で導入した。
Shopらんの導入前は、本部・店舗間のコミュニケーションツールに電子メールや電子掲示板を使っていた。しかし、ビジネスチャットの導入によって、掲示板ツールが陳腐化してしまい、誰も見ないものになっていた。
掲示板では、担当ごとに必要な情報は異なるものの、店舗に届く大量の情報を全て店舗宛でひとまとめにしていた。これにより、担当ごとに必要な情報は、大量の情報の中から探し出す必要があり、店舗では本部から届く情報の整理が負担になっていた。一方、ビジネスチャットにおいても情報の流れが速いため、作業の確認や返信漏れといった課題が解決されないままになっていた。
また従来の仕組みでは、本部スタッフは自分が宛先に含まれていない情報の確認ができず、店舗に届いている情報量がどの程度なのか把握できなかった。そのため、店舗に届ける情報のボリュームやタイミングをコントロールするのが難しく、店舗に負担をかける結果となっていた。
Shopらんのトップページ(出典:ドリーム・アーツ)
Shopらんの導入により、店舗の情報は商品部門ごとの分類やToDoが自動的に整理されるようになった。店舗では情報の整理が不要となり、情報の確認漏れや作業の実施漏れを減少させることができている。また、本部の出した指示が可視化されることで、店舗に届く情報の多さが明らかになり、これをきっかけに本部は店舗に届ける情報量のコントロールなどに取り組んでいるという。