CTC、伊藤忠商事の北米現地法人に「SAP S/4HANA Cloud」提供

NO BUDGET

2021-03-04 07:00

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、伊藤忠商事の北米現地法人ITOCHU Internationalへ次世代ERP(統合基幹業務システム)「SAP S/4HANA Cloud」を提供した。

 CTCは、ITOCHU Internationalの現行システムを調査して、SAP S/4HANA Cloudの導入におけるアドオン開発の削減やインターフェース(画面)の統合などを、オフショア開発も利用して実施。さらに、BACKOFFICE ASSOCIATES JAPANのSAP S/4HANA移行ソリューション「SAP Advanced Data Migration by Syniti, Cloud Edition」を利用し、旧システムからの効率的なデータ移行も実現したという。

 今回のプロジェクトは伊藤忠商事と同社の海外IT事業会社CISD、CTCの3社共同で進めた。ITOCHU Internationalを含めた海外現地法人では多種多様な事業があり、柔軟な変更を可能にするため、現行の業務をSAP S/4HANA Cloudの標準機能に合わせていくアプローチを採用した。

 SAP S/4HANA Cloudは、SAP社が提供するSaaS(Software as a Service)型のクラウドERPサービスで、多言語対応や各国の会計基準にも対応しており、海外での導入がスムーズに行える。SaaS型のためユーザーは資産を持たずに利用でき、ERPシステムのアップデートまで行われる点も大きな特徴だとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]