シチズン時計は、日鉄ソリューションズ(NSSOL)のITアウトソーシングサービス「NSFITOS」を導入した。ノンコア業務をNSSOLにアウトソースすることで、既に運用人員の3分の1を削減している。
クラウド移行プロジェクトの全体像
シチズン時計はNSFITOSを採用すると同時に、新たなグループ共通IT基盤として、既存環境からの移行性の高いマネージドクラウドサービス「absonne」とAmazon Web Services(AWS)のマルチクラウド体制を選択した。
今後は段階的にパブリッククラウドの比率を高め、将来的には全面的なパブリッククラウドの活用を目指す。運用面では次世代運用サービス「emerald」のベストプラクティスをもとにした運用プロセス整備と効率化を進め、業務の属人化を解消していく。また新グループ共通IT基盤を利用するグループ会社の対象を拡大し、ガバナンスを強化するとともにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進していく。