近畿大、大学構内で国内初の顔認証決済サービスを実証

ZDNET Japan Staff

2021-04-02 16:31

 近畿大学とグローリーは4月2日、7日から近大・東大阪キャンパスで顔認証決済サービスの実証実験を行うと発表した。大学構内での顔認証決済の実証実験は国内初という。

 今回の実証実験は、東大阪キャンパスの学生や教職員約2万6000人を対象に9月末まで行う。グローリーの顔認証システムを利用した手ぶら決済サービス「BioPay」をキャンパス内のカフェなど4店舗に導入し、多数ユーザーでの利用における課題やデータなどを抽出、実用化につなげる予定だという。

 近大は、キャンパスを「仮想の都市空間」に見立てて新技術を社会実装するための実用化に取り組んでいるといい、東大阪キャンパスは敷地面積が約24万平方メートル(甲子園球場約6個分)と広大なことから、手ぶら決済サービスの大規模な実証実験の場として選定された。

 BioPayは、グローリーの本人認証プラットフォームにクレジットカード情報による決済機能を付与した非接触型の決済システムで、2019年には同社の社員約500人を対象に、東京と姫路の社員向けコンビニエンスストアなどでも実証実験を行っている。

利用イメージと決済の流れ
利用イメージと決済の流れ

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