メドピアの連結子会社Mediplatは、サントリービジネスシステムを通して、サントリーグループに対し、産業保健支援サービス「first call」の「オンライン産業医面談」提供やグループ産業医の体制構築/統括業務を担うことで、同グループの健康推進施策を支援する。メドピアが発表した。
first callでは、オンライン医療相談/産業医相談、産業医訪問/オンライン面談、ウェブによるストレスチェック、健診管理サービスなどを用意している(図1)。
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オンライン医療相談では、日常生活における自身と家族の体調の不安や悩みについて、チャットとテレビ電話で医師に匿名で相談できる。一般内科や小児科、産婦人科、精神科など全12科目の相談に専門医が回答する。従業員専用アプリ、ウェブ版の両方で利用できる。
オンライン産業医面談は、産業医の定期訪問からオンラインでの面談まで、産業医業務を受託するサービス。産業医面談をテレビ電話でも可能にすることで、国内外の支社の従業員らも早期に面談を設定できるようになる。
サントリーグループは、新型コロナウイルスの感染拡大長期化に伴う従業員の健康不安の増加に対応すべく、1月にオンライン医療相談サービスを導入した。また4月から、オンライン産業医面談も積極的に活用している。
同グループでは、各社が個別に産業医を配置するこれまでの形式から、全国を9エリアに分けて各エリアに「地区産業医」を配置し、地区産業医がエリア内のグループ企業/事業場を横断して担当する「エリア担当制」に変更した。さらに、グループとしての判断基準を統一し、グループ方針に基づいた産業医業務を実現するため、各エリアに配置された地区産業医を統括する「グループ統括産業医」を新たに設置することした。
メドピアは、地区産業医と統括産業医の選任や、オンライン産業医面談のサービスを提供する。適切に産業医面談を実施できる環境を提供するとともに、新たな産業保健体制の構築を支援する。