Cisco Systemsは米国時間8月13日、オブザーバビリティー(可観測性)プラットフォームを手がけるEpsagonを買収する意向を明らかにした。
Epsagonのテクノロジーは、コンテナーやサーバーレスを含むアプリケーション環境における分散追跡システムに注力したものとなっている。Ciscoによると今回の買収は、同社のフルスタックオブザーバビリティー戦略の強化を促進する上で重要な役割を担う。
Ciscoのフルスタックオブザーバビリティープラットフォームは、「Cisco AppDynamics」「Cisco ThousandEyes」「Cisco Intersight」などで構成されており、アプリケーションやネットワークインフラ、セキュリティを含む全体の可観測性を提供している。Ciscoは、同社のオブザーバビリティーに関するビジョンとロードマップがEpsagonのテクノロジーと人材によって補完されるとしている。
Ciscoの最高戦略責任者(CSO)兼アプリケーション担当ゼネラルマネージャーLiz Centoni氏はブログで、「Epsagonのテクノロジーと人材は、Ciscoのビジョン、すなわち業務上のコンテキストに軸足を置いた、業界をリードするソリューションを通じて企業が比類なきアプリケーションエクスペリエンスを提供できるようにするというビジョンと極めて親和性が高い」としている。「フルスタックで可視性と洞察をコンテキスト化し、関連付けることで、チームはコラボレーションを強化して、システムをより良く理解し、問題を迅速に解決し、アプリケーション体験を最適化するとともにセキュアにして顧客を満足させることができる」
買収が完了すれば、EpsagonのチームはCiscoの戦略、インキュベーションおよびアプリケーショングループに加わる。買収条件は明らかにされていない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。