三井情報は三井不動産レジデンシャルリースがSaaS(Software as a Service)で構築した「フルクラウド型コンタクトセンター基盤」を導入したと発表した。
三井不動産レジデンシャルリースは、賃貸マンションなどの商品企画、賃貸運営のトータルマネージメント、不動産有効活用コンサルティング全般、借上社宅管理代行などを行う企業。
今回構築した基盤は、2020年12月から本番稼動している。同基盤では、ジェネシスが提供するクラウド型コンタクトセンターソリューション「Genesys Cloud CX」とセールスフォース・ドットコムのカスタマーサービスソフトウェアソリューション「Salesforce Service Cloud」(Service Cloud)を含む複数のSaaSが連携している。
同基盤では、顧客からの受電時に過去の応対履歴や契約内容、居住物件・居室の重要情報などが即座に表示され、それらの情報を賃貸物件の運営部門やメンテナンス業者へ共有することで、顧客のニーズに迅速に対応できる。
またカスタマイズを極力減らすことで、Service CloudやGenesys Cloud CXが年3回以上提供する最新技術を柔軟に利用できるようにしており、SaaSを利用することでオンプレミスに比べてメンテナンスにかかる負荷が軽減できたという。