Oracleは不必要なデータ転送料の廃止を約束する最新のクラウドプロバイダーとしてBandwidth Alliance(帯域幅アライアンス)に加盟した。Cloudflareが発表した。
これにより、CloudflareのサイバーセキュリティソリューションとOracleのクラウドインフラストラクチャーの両方を利用する企業は、高額なデータ転送料金を回避でき、コストを削減することができるという。
Oracleは、Cloudflareとの共通の顧客に対して、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)Object Storageからのデータ転送料金(エグレス料金)を無料にする。この取り組みは、北米を皮切りにグローバルにサービスを拡大し、既存のクラウドサービスと比べてすでに低価格なデータ転送料金をゼロにすることをめざす。
2018年9月に創設されたBandwidth Allianceは、共通の顧客に対してエグレス料金の割引や免除を提供する、クラウドおよびネットワーク企業のグループ。現在、19社がパートナーとして参加している。
Bandwidth Allianceのパートナー企業は、互いに協力することで、コスト削減の効果を顧客に直接還元できる。また、顧客は、コンピューティングやストレージ、その他のクラウドサービスを選ぶ際、帯域幅費用を考慮する必要なく、複数のクラウドプロバイダーの中から最適な選択をすることができる。