西濃運輸は、クラウド型ビジネスインテリジェンス(BI)の「Domo」を導入し、ロジスティクス部門の営業強化を図る。ドーモが発表した。
Domoは、あらゆるデータを統合・可視化でき、組織のデータ活用を促進するBIサービス。数週間~数カ月以上を要していたBIに必要なプロセスを迅速に構築できる。
西濃運輸は近年、輸送事業を中核としたロジスティクスサービスの提供に注力している。ロジスティクス部門では、流通加工や在庫管理を含む倉庫内業務と輸配送業務の両面でサービス向上を図っている。その中で、顧客の課題を解決する的確なソリューションの提供に向けて、迅速な原因把握と多角的なデータ分析に基づく提案型の営業力を養う必要性が高まっていた。
Domoを導入した西濃運輸は、多角的にデータを分析して速やかな意思決定につなげることができるようになった。営業担当者が顧客ごとの実績データを簡単に取得する環境が整い、カスタマーリレーションの強化が図られているという。また、国内150カ所の拠点ネットワークや輸送・入出庫データなど実績データを活用して、顧客にとって最適な物流拠点や倉庫のスペースを提案している。
同社は、「ロジ・トランス」と呼ばれる物流機能と輸送機能を組み合わせたターミナル一体型施設を9月に神奈川県相模原市にオープンし、2022年1月に龍ヶ崎(茨城県阿見町)、同2月に名古屋西(愛知県あま市)にもオープンする予定。拡大し続ける拠点データもDomoで一元管理し、デジタルトランスフォーメーション実現に向けて取り組んでいく。