ドーモと朝日インタラクティブは、10月28日から「ZDNet Japan エンタープライズデータ活用セミナー」を共催する。「実践から考える、データ活用とその先に広がるビジネスの未来」をテーマに、10月28日~11月2日の6日間にわたってオンラインで開催される。事前登録制で受講料は無料、ウェブサイトから申し込める。
企業経営におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が高まっている昨今、ビジネスのデジタル化を推進する最も重要な要素として「データ活用」が欠かせなくなっている。2020年に入り、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会やビジネスは大きく変わろうとしている。リモートワークや在宅勤務などの新しい働き方や事業の在り方が求められる中、データを活用した自動化や省人化などの動きが活発化している。
一方で、データ活用に成功している企業というのはほんの一握りに過ぎない。成功する企業と失敗してしまう企業の間にどんな違いがあるのか、成功するためには何が必要なのか。データ活用によるビジネスの変革に挑む先進企業の取り組みを通して、データ活用の本当の価値は何か、そして今求められているデータ活用の先に広がるビジネスの未来に迫る。
「データ活用を加速する仕組み作り」と題したセッションでは、日立物流 IT戦略本部 副本部長 兼 デジタルビジネス推進部長 兼 DX・イノベーション部 担当部長の佐野直人氏が講演。同社のビジネスコンセプト「LOGISTEED」を支えるデジタルプラットフォームとして、物流センターのデジタル化による業務改善や、サプライチェーンの垂直/水平方向に統合した在庫情報や輸送ステータスの可視化、データ分析による在庫最適化、サプライチェーンネットワークのシミュレーションを実現。講演では、その取り組みの詳細を明らかにする。
敷島製パン 原価低減・革新部 マネージャーの安井慎二氏の講演では、生産管理領域におけるデータ活用事例を紹介する。生産工場の役職者に工場の実績データを提供するのに苦労してきたという同社では、工場での生産活動を可視化するための仕組みを構築。工場担当者が日々の生産実績を確認しやすくするための見せ方やデータ分析をアクションにつなげるための工夫などを詳しく解説する。
さらに、「データ活用の本当の価値とは何か?数字だけでは見えないビジネスへの影響」をテーマに、日立物流の佐野氏、敷島製パンの安井氏に加え、ドーモ マーケティングディレクターの田尻美和子氏を迎えた鼎談セッションも見逃せない。両社の講演では語り尽くせなかった企業におけるデータ活用の在り方などについて議論している。
なお、ドーモは「ビジネスクラウドが支援する業務改革」をテーマにしたオンラインセミナー「Domo City Tour Online 2020」を12月1日午後1時から配信予定。KDDIなどリアルタイムデータ分析によって得られた知見を業務改革につなげた実例を通じて、データ活用の本当の価値や目的を再考するとしている。12月2~25日には「Domoでできること」を紹介するセッションもオンデマンド配信する。