アップルの「Boot Camp」について知っておくべき3つのこと

文:Erik Eckel (Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子 2009年11月03日 07時00分

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 本記事では、Mac上でWindowsを稼働させるためのソフトウェアとして、Appleの「Boot Camp」が「Parallels Desktop」や「VMware Fusion」よりも優れた選択肢となり得る3つの理由について解説する。

 エンタープライズテクノロジにかかわるプロフェッショナルの中には、MacにWindowsをインストールしたり、Mac上のWindowsを管理したりしなければならない人も多いことだろう。それは仕方がないことだ。Windows上でしか実行できないアプリケーションを必要とする分野は色々とあるのである。

 Macをデュアルブートできるようにすることで、企業はAppleのプラットフォームが持つ特長(高いパフォーマンスや、強固なセキュリティ、使いやすさ、信頼性、機能的なデザインなど)を手放すことなく、プラットフォーム間の互換性を手にすることができるようになる。AppleのBoot Campは、現在利用可能なデュアルブートソフトウェアのなかで最も素朴であるものの、大半の企業にとって最適な選択肢と言える。

 なぜなのだろうか?

 以下に、エンタープライズシステムの管理者がBoot Campについて知っておくべき(そして頭に入れておくべき)3つの理由について述べたい。

無償である

 そう、シンプルなことのようだがこれも立派な理由だ。Boot CampはAppleのMac OS X 10.5(Leopard)とMac OS X 10.6(Snow Leopard)に無償で同梱されている。しかし、さまざまな企業がParallels DesktopVMware Fusionといった製品を使用しており、彼らがそのために支払っている金額を総計すれば膨大な額に上るだろう。

 Parallels DesktopやVMware Fusionは確かに素晴らしい製品である。こういった製品を使用することで、Windows OSにアクセスするためにMacを再起動しなくても済むようになる。これによって作業時間の短縮を図ることができ、ソフトウェアのライセンス料やサポートコストといった投資以上の生産性向上を図ることができる企業もあるだろう。

 しかし、Mac OS XとWindowsを必要とするすべての企業ユーザーが、Windowsに即座にアクセスする、あるいはMac OS X内からアクセスする必要があるのだろう?

 おそらくそんなことはないだろう。

 ユーザーがシステムの再起動にかかる時間(たいていの場合は2分もかからない)待つことになっても構わないという企業は、Boot Campを選択することによってアプリケーションのライセンス料とサポートコストを削減できるはずである。

より高速である

 Boot Campを用いてWindowsを起動した場合の方が、ユーザーの経験するパフォーマンスレベルは高いものとなるはずである。Boot Campにより、Windowsはプロセッサの能力とRAM容量をフルに利用することができる。例えば、Boot Campを使用した場合のWindowsでは、プロセッサの全コアをフルに活用できるものの、その他の手法ではパフォーマンスの適切な最適化を期待することはできない。

 こういったパフォーマンス上のメリットを軽視すべきではない。複数のウィンドウ(インターネットや電子メール、プロプライエタリなビジネスアプリケーションなど)を同時に開き、ウイルス対策ソフトウェアやスパイウェア対策ソフトウェアも実行している状態で、ある程度複雑なグラフィック表示を行った場合、コンピュータのCPUやメモリチャネルに大きな負荷がかかる。2つのOSを同時に稼働させながら、こういった処理を行わせることも可能ではあるものの(それだけのハードウェアリソースがある限り)、Boot Campを使用し、単一のOSのみを稼働させている状態の方が、高いパフォーマンスを実現することができる。

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