いまや企業のデジタルトラスフォーメーションは”できたら良い”から”やらねばならない”へとその重要性が高まっています。そしてビジネスのデジタル化を推進する最も重要な要素が「データ活用」であることは誰しもが認識されていることでしょう。しかし、その一方でデータ活用に成功している企業というのはほんの一握りです。成功する企業と失敗してしまう企業の間にどんな違いがあるのか?そして成功するためには何が必要なのか。
本セミナーでは敷島製パン株式会社、株式会社日立物流の取り組みを紹介すると共に、データ活用の本当の価値は何か?そして今求められているデータ活用の先に広がるビジネスの未来を考えます。
セッション一覧
講演
データ活用を加速する仕組み作り
日立物流はビジネスコンセプト「LOGISTEED」を掲げ、サプライチェーンにおけるロジスティクス事業を超えたデジタルトランスフォーメーションによる付加価値を提供しています。
物流センターのデジタル化による業務改善や、お客様のサプライチェーンの垂直方向、水平方向に統合した在庫情報や輸送ステータスの可視化、分析による在庫最適化、サプライチェーンネットワークのシミュレーションをデジタルプラットフォームの構築により実現しています。講演では、これらの取組みをご紹介します。
株式会社日立物流
IT戦略本部 副本部長
兼 デジタルビジネス推進部長
兼 DX・イノベーション部 担当部長
佐野 直人氏
プロフィール
鐘紡株式会社情報システム事業部を経て、1990年日本ヒューレット・パッカードにてソリューション・マーケティングを担当、2004年NTTデータの公共事業本部で府省共通IT基盤、新規ソリューション開発担当。2018年日立物流IT戦略本部にてDXによる物流事業の改善・改革、お客様のサプライチェーンのデジタル化による課題解決サービス立上げ、新規DXビジネス企画を担当。
講演
生産管理領域におけるDomo活用事例について
Domo導入のきっかけとなった、工場での生産活動の見える化を中心に、弊社で実施した取り組みを紹介。
これまで、工場役職者に把握してほしいにもかかわらず、工場の実績データを提供するのに苦労してきました。これをDomoが得意とする複数データのつなぎ込みによって見える化した事例と、工場担当者が日々の生産実績を確認しやすくするための見せ方、そこからどのようなアプローチでデータを分析し、アクションにつなげることができるように工夫したかの事例を紹介します。
敷島製パン株式会社
原価低減・革新部 マネージャー
安井 慎二氏
プロフィール
敷島製パン株式会社に1997年入社。1997~2010年にかけて工場でのパン製造、工場での生産管理業務を担当し、2010~2015年には基幹システム刷新プロジェクトに生産領域担当として参画した。
2015年から生産部門全体の生産管理、原価管理の企画担当として現在に至る。
鼎談セッション
データ活用の本当の価値とは何か?数字だけでは見えないビジネスへの影響
企業経営の歴史はデータ活用の歴史ともいえます。近年で言えばビッグデータや機械学習/深層学習、そしてデータドリブン経営やユーザーエクスペリエンスの向上など、常に企業はデータを活用してビジネスを強くするために投資をつづけてきました。しかしその一方では「データ活用が上手くいっていない」、「データをどのように活用して良いかわからない」、「そもそも活用すべきデータも無ければ人材もいない」といった話を聞く機会も多いのが現状です。
本鼎談では、企業におけるデータ活用のありかたについて議論するだけでなく、データ活用の推進がもたらす企業風土のカイゼン、IoTの進歩や多様化する顧客接点などによるデータ取得の変容といった、社会の変化に対応した運用管理と活用を最適化する組織のありかたなど、数字に表せず目に見えない部分の影響について議論します。
株式会社日立物流
IT戦略本部 副本部長
兼 デジタルビジネス推進部長
兼 DX・イノベーション部 担当部長
佐野 直人氏
モデレーター:
朝日インタラクティブ株式会社
ZDNet Japan 編集記者
藤本 和彦
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