三菱マテリアルは、人事改革を支えるシステム基盤としてSAPのクラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」を導入し、稼働を開始した。SAPジャパンが9月1日に発表した。プロジェクト全体の計画、業務の標準化を通したシステムの構築と導入後の運用は、人事業務改革プロジェクトの経験が豊富だというアクセンチュアが支援した。
三菱マテリアルは、「今を強くする」「明日を創る」「人を育てる」というミッションのもと、2020年4月から全社でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、データとデジタル技術を活用して、ビジネスの付加価値、オペレーションの競争力、経営スピードの向上に取り組んでいる。
同社は確実な人材の確保・育成に向けて、2021年度から人事変革HRX(Human Resources Transformation)を行っており、職務型人事制度の導入、次世代経営人材育成プログラムの実施、社内公募制度の活性化など、さまざまな人事施策を推進している。
同社では、SuccessFactorsの導入をDXとHRXの重要な取り組みの一つと位置付けており、各種人事施策推進の基盤整備を進めるべく、今後も同ソリューションの機能を拡充させる予定だという。