ビーブレイクシステムズは6月24日、JavaでExcelファイルを操作するためのオープンソースのフレームワーク「ExCella Core Version1.2」を発表した。翌25日には、ExCella Coreをベースとした帳票ツール「ExCella Reports Version1.0」と、同じくExCella Coreを利用したデータ移行支援ツール「ExCella Trans Version1.0」をリリースしている。
いずれもSourceForge.JPがホスティングするのExCellaのウェブサイトで公開している。
ExCella CoreはJavaでExcelファイルを操作するためのフレームワーク。POIやJava Excel APIなど低レベルのAPIと異なり、中〜高レベルのAPIを提供することでJavaとExcelの容易な利用を目指している。
ExCella Reportsは、タグが記述されたExcelテンプレートからExcelやPDFの帳票を作成するツール。Excelのテンプレートを使用しているため、複雑な設定を行うことなく帳票イメージを作成することが可能だとしている。
ExCella Transは、Excelで定義したデータからSQLやO/Rマッピングツールで利用可能なエンティティを作成できるデータ移行支援ツール。
いずれもJ2SE 5.0以上、Excelは2000から2007に対応する。ライセンスはLGPL v3。
ビーブレイクシステムズは業務管理システム「MA-EYES」(Management Accounting-EYES)の構築などで培ったシステム開発のノウハウの一部を「ExCella」シリーズとしてオープンソース化し、2009年5月より順次公開している。