NTTデータ、マレーシア企業を買収--相次ぐSAP事業の強化

富永恭子(ロビンソン)

2010-03-29 20:52

 NTTデータは3月29日、子会社のNTT DATA Asia Pacificを通じ、マレーシアのBusiness Formula(BF)の発行済株式の60%を譲り受け、資本提携することで最終合意したことを発表した。

 BFはマレーシア国内でSAPアプリケーションのコンサルティング、ソリューションプロバイダーとしての実績があり、SAPとの緊密な関係を活用した熟練度の高いノウハウをベースに、特に自動車業界と製造業界に強みを発揮しているという。

 今回の提携を通じて、BFはNTTデータグループが持つ日系グローバル企業の要望やソリューションとノウハウ、グローバルリソースにアクセスできるようになり、成長するマレーシアのSAP関連市場でのビジネス拡大が実現可能になるとしている。

 NTTデータグループは、日系グローバル企業の要望に応えるために、欧州、米国、アジア太平洋地域のSAPグローバルサービスサポート体制の整備を進め、2008年1月には欧州と米国に主要な拠点があるitelligenceを2009年9月には豪州を拠点とするExtendを、それぞれに傘下に収めている。今回のBFとの資本提携は、NTTデータグループの東南アジア地域でのSAPグローバルサービスサポート力を一層強化するものだとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]