NTTデータは3月29日、子会社のNTT DATA Asia Pacificを通じ、マレーシアのBusiness Formula(BF)の発行済株式の60%を譲り受け、資本提携することで最終合意したことを発表した。
BFはマレーシア国内でSAPアプリケーションのコンサルティング、ソリューションプロバイダーとしての実績があり、SAPとの緊密な関係を活用した熟練度の高いノウハウをベースに、特に自動車業界と製造業界に強みを発揮しているという。
今回の提携を通じて、BFはNTTデータグループが持つ日系グローバル企業の要望やソリューションとノウハウ、グローバルリソースにアクセスできるようになり、成長するマレーシアのSAP関連市場でのビジネス拡大が実現可能になるとしている。
NTTデータグループは、日系グローバル企業の要望に応えるために、欧州、米国、アジア太平洋地域のSAPグローバルサービスサポート体制の整備を進め、2008年1月には欧州と米国に主要な拠点があるitelligenceを、2009年9月には豪州を拠点とするExtendを、それぞれに傘下に収めている。今回のBFとの資本提携は、NTTデータグループの東南アジア地域でのSAPグローバルサービスサポート力を一層強化するものだとしている。