アクセンチュア、テクノロジー分野のIFRS支援専門組織--責任者に元SAPの中西氏

田中好伸(編集部)

2010-04-20 12:10

 アクセンチュアは4月19日、テクノロジー分野での国際会計基準(IFRS)対応支援を専門に行う組織を4月1日付けで設置して、国内企業のIFRS対応に向けた支援体制を強化したことを発表した。ユーザー企業の経営目標を見据えて、IFRS対応システムの導入から構築、運用までを包括的にサポートする。

 新しく設置された組織の責任者には、テクノロジーコンサルティング本部財務・経営管理グループ統括パートナーの中西正氏が就任している。中西氏は、財務管理や企業業績管理(EPM)分野のソフトウェアベンダーであるCartesis Japanで代表取締役社長を務めたほか、ハイペリオン、ビジネスオブジェクツSAPジャパンなどで幹部の経験があり、連結会計をはじめとする経営管理業務の高度化を支援する領域で20年以上のキャリアがあるという。

 新組織は、IFRS適用でユーザー企業によって異なるニーズに対し、最適なシステムの提案、導入支援の実施を目的にした組織になる。グローバルでのIFRSプロジェクトの経験やノウハウ、資産を集約。効率的で効果的なIFRS対応を可能とするツールやテンプレートを積極的に開発していくとしている。

 IFRS対応の支援業務では、連結会計や経営管理業務のほか、会計システムをはじめとする基幹系システムに関する理解が重要と指摘される。アクセンチュアは、専門知識を抱える人材を拡充して、企業のニーズに対する柔軟で迅速にサービスを提供する予定としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ランサムウェアが企業防衛の常識を変えた!被害防止のために今すぐ実践すべき「3つの対策」とは

  2. セキュリティ

    ゼロトラスト時代だからこそ改めて考えたい、セキュリティの基本原則「多層防御」アプローチ

  3. セキュリティ

    「侵入ではなくログインされる」脅威が急増、再構築が求められるアイデンティティ保護戦略とは

  4. ビジネスアプリケーション

    三菱電機が挑む「組織横断価値創出」変革。既存システムを活かし、開発を加速するデータ連携の最適解

  5. セキュリティ

    ランサムウェアの高度化に備える、可視化と予測的防御で実現する新セキュリティ基盤とは

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]