テンアートニは1月30日、自社ソフトに対するオープンソースソフト(OSS)混入を検査するツールの新版「protexIP v3.0」を販売開始した。価格はユーザー数と検査対象ソースコードのサイズによって異なり、年額378万円から。
protexIPは、自社ソフト内にOSSのソースコードが含まれていないかどうか調べることで、OSSに対する権利侵害の有無を確認できる。新版では、新たにバイナリファイルの検査ができるようになった。検査時に参照するデータベースであるナレッジベースを拡充し、OSSのほか500種類以上の商用ライセンスと、1800種類以上のリポジトリも検査対象に含めた。
また、ライセンス名や会社名、作者名など、文字列で示したキーワードの有無も調べられる。一度検査に使用したキーワードは、自動的にナレッジベースに登録される。検索レポートは、ExcelやXML形式のデータで出力できる。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 3.x/4.x、SUSE LINUX Professional 9.xとなっている。