テンアートニは5月26日、セキュリティを強化したLinuxである「Security-Enhanced Linux(SELinux)」と「Linux Intrusion Detection System(LIDS)」を対象としたコンサルティングおよび導入サポートサービスの提供を7月1日に開始すると発表した。
SELinuxは、Linuxカーネル2.6で採用されたカーネルモジュール。アクセス権限を細分化することで、不正アクセスによる侵入を防ぐ。米国家安全保障局(NSA)が開発し、GNU General Public License(GPL)に従って配布している。
一方のLIDSは、設定や管理が簡単であるにもかかわらず、通常のLinuxより強力なアクセス制御を施すことが可能なLinux用セキュアOSモジュール。技術面の問題などでセキュアOS構築に不安を感じるユーザーでも、構築や運用管理がしやすいという。ただし、「これまでサポートサービスを提供する企業が存在しなかったため、活発には導入されていない」(同社)。
同社が提供するサービスのメニューは以下の通り。
- 導入コンサルテーション
- 各種ポリシーのカスタマイズ
- オンサイト導入
- 導入後の運用保守
- システムインテグレータへのセキュアOS導入時の支援