OpenOffice.orgコミュニティは7月18日、フリーのオフィススイートの最新バージョンである「OpenOffice.org 2.0.3」日本語版をリリースしたことを発表した。OpenOffice.org 2.0.3は、オープンソースライセンス(LGPL)で配布されているため、誰でも無償で入手でき、改良、複製、再配布を自由に行うことができる。
最新リリースでは、セキュリティ強化やパフォーマンスの向上、PDFエクスポート機能における詳細な出力設定、最新バージョンのチェック機能などの新機能の搭載や不具合の改善が実現されている。特に日本語版では、「縦書きでPDF出力すると句読点の位置がおかしくなる」という不具合が修正されている。
また、セキュリティ対応では、内部のセキュリティ監査により発見された脆弱性が修正されている。今のところこの脆弱性に対する攻撃は報告されていないが、同コミュニティでは、すべてのユーザーに対し最新バージョンにアップグレードすることを推奨している。
プラットフォームは、Windows 98/Me/XP/2000/NT4、Linux(x86)、Mac OS X(PPC/Intel)、FreeBSDをサポート。ほかのプラットフォームについても、順次公開される予定という。日本語版は、OpenOffice.org日本ユーザー会のウェブサイトからダウンロードできる。