日本CAは、同社が提唱するエンタープライズITマネージメント(EITM)を、CA製品の活用によりいかに具現化するかを紹介するカンファレンス「ITマネジメント・コンファレンス」を、大阪(2月27日)および東京(2月28日、29日)でそれぞれ開催する。
ITマネージメントと聞くと、いわゆる現場のITインフラ管理をイメージしてしまう。しかし日本CAが提唱するITマネージメントは、このイメージを払拭し、経営者から現場まで、企業のパフォーマンスを向上させるITの活用および管理を目指している。
同カンファレンスでは、日本CAの強みでもある“マネージメント”にフォーカスし、“品格あるEITM”を実現する施策を提案。CA製品によるITマネージメント実現の最短距離を紹介する。
今回のテーマは、「サービスマネージメント」および「セキュリティ/コンプライアンス/リスク管理」の大きく2つ。この分野は、現在企業が数多く課題を抱えている分野であり、その解決策を望んでいる企業が多い。
そこで、まず基調講演で現状の問題提起を行い、次に実際の現場の現状をユーザー事例で紹介し、最後に企業が抱える課題を日本CAのソリューションがいかに解決するかを紹介するという3部構成になっている。
東京会場では、2月28日に「サービスマネージメント:業務改善で競争力を強化」を、2月29日に「リスクマネージメント:コンプライアンス対応とセキュリティ基盤の強化」をテーマに取り上げる。また、大阪会場では2つのテーマを1日に凝縮して紹介する。
28日の「サービスマネージメント:業務改善で競争力を強化」では、「ITが経営にとってどれだけプラスになっているのか」が最大のテーマ。ITが経営にどのような効果をもたらすことができるのか、経営と現場それぞれの視点から解決策を紹介する。
基調講演では、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパンのプリンシパル、横浜信一氏が「ビジネステクノロジーの実現」をテーマに問題を提起する。また、先進事例としてアサヒビールの常務取締役、本山和夫氏が「アサヒビールによる競争力を高めるIT活用〜社内のIT整備を終え次なる挑戦へ」と題した講演を行う。
これを受けて、日本CAのソリューション技術本部 本部長、高島弘道氏は、CA製品を活用したサービスマネージメントの実現による業務改善と競争力の強化について紹介する。対象となるCA製品は、次のとおり。
- プロジェクトポートフォリオ管理
CA Clarity - インシデント&問題管理
Unicenter Service Desk
Unicenter Service Desk Dashboad
Unicenter Service Desk Knowledge Tools - アプリケーション&パフォーマンス管理
CA Wily Introscope
また、29日の「リスクマネージメント:コンプライアンス対応とセキュリティ基盤の強化」では、日本CAの顧客からも要望が多いセキュリティやコンプライアンス、内部統制などの問題にいかに対応していくかを紹介。企業のリスク管理において、何に対応し、いかに解決していくかを明らかにすることもテーマのひとつとなっている。
基調講演では、情報セキュリティ大学院大学 教授で工学博士の板倉征男氏が「高度IT社会の情報リスク対応戦略〜問題構造化による構造的セキュリティ対策と新たな事業展開を考える」をテーマに講演。次に、オリエントコーポレーションの執行役員、広渡公治氏および情報システムグループ課長の堀康則氏が「オリコにおける情報セキュリティとガバナンスの取り組み〜情報セキュリティ管理体制整備とセキュリティ強化の推進」をテーマに講演する。
その後、日本CAのソリューション技術本部ソリューションストラテジストの楠木秀明氏が、CA製品を活用したリスクマネージメントの実現によるコンプライアンス対応とセキュリティ基盤の強化について紹介する。関連するCA製品は、次のとおり。
- アイデンティティ/アクセス管理
CA Identity Manager
CA SiteMinder
CA Access Control - セキュリティ情報管理
CA Security Command Center
CA Audit - リカバリ管理
CA ARCserve Backup
CA ARCserve Replication
CA ARCserve High Availability
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