SAPジャパンは9月11日、ヨドバシカメラにおいて、マスタデータを統合する「SAP NetWeaver MDM(Master Data Management:マスタデータマネジメント)」プロジェクトが本格稼動したことを発表した。
ヨドバシカメラでは、製品情報の体系化と販売促進を支援するためのプロジェクトの一環としてMDMを導入。今回のプロジェクトで、ヨドバシカメラが管理する製品情報や顧客情報の管理を店舗に設置されたKIOSK端末上で、特定商品を検索するエンジンとしてMDMが活用されることになる。
ヨドバシカメラは、すでに導入されているmySAP ERPとの親和性や、柔軟に検索条件を設定できること、そして検索スピードの速さを評価してMDMを採用した。同プロジェクトは機能評価期間を含めて約12カ月で稼動した。
今後、ヨドバシカメラはエンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(enterprise SOA)をベースとした柔軟なシステムの設計開発を行うというコンセプトに沿って、MDMを中核としたシステムを製品情報を管理する中央レポジトリとして活用したい考えだ。