Adobeによれば、この「洗練された」「組織的な」と表現される攻撃で、同社のネットワークシステムがハッカーに破られたという。
同社は具体的な名前は挙げていないものの、この攻撃によってほかの企業も影響を受けていると述べている。Adobeはこの侵害に気づいたのが2010年1月2日だったとしているほかは、詳しいことは述べていない。
Adobeの簡潔な声明は以下の通りだ。
Adobeは2010年1月2日に、Adobeやほかの企業が管理する企業ネットワークに対する、洗練された組織的な攻撃に伴うコンピュータセキュリティインシデントが生じていることを認識しました。われわれは現在ほかの企業と連絡を取り、このインシデントについて調査を行っています。現時点では、秘密情報(これには顧客情報、財務情報、従業員情報、その他の秘密情報が含まれます)が漏洩したことを示す証拠は見つかっていません。われわれは完全に調査が終わるまでにはかなりの時間がかかると予想しています。われわれはこの攻撃から得られた情報を用いて、Adobe、わが社の顧客およびパートナーのセキュリティを強化すべくインフラの強化を継続して行っていく予定です。
このインシデントが、1月12日に明らかになったGoogle Local Business Centerで生じたインシデントと関係したものであるかどうかはわかっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ