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ESPイベント特集

アクセラテクノロジ株式会社

社内と社外、双方への情報提供をBTO型導入で支援する――アクセラテクノロジ

岡崎勝己(ロビンソン)
2006/09/28 18:00

企業向け検索システム構築「5つの定石」

 進藤氏はこれまでの導入実績の中から、エンタープライズサーチの典型的な活用パターンについて、以下の6つの事例を各種数値データとともに具体的に紹介した。

  • 事例1:雑誌記事有料サービス
  • 事例2:化粧品情報専門サイト
  • 事例3:土木設計業務の技術情報活用とKnowWho
  • 事例4:金融証券業営業部門情報共有
  • 事例5:システムインテグレーター営業部門情報共有
  • 事例6:技術系カスタマーサポートの問題解決支援

 これら事例から進藤氏がエンタープライズサーチの構築ポイント「5つの定石」として指摘したのが、先の「ポータル化」に加えて「高性能」、「セキュアな検索性」、「検索漏れのない厳密性」、「ランキングのチューニング」である。

 まず「高性能」であることは、検索作業を行う利用者にストレスを感じさせないためにも欠かすことができない。“お客様とのコンタクト”においてはWeb2.0化の流れにおいて口コミ情報などコンシューマにより生成されるコンテンツが重要視され、日々蓄積されるようになってきた。“社内情報共有”ではコンプライアンス向け文書の整備やメールのアーカイブによりこれまでに増して大半のテキストが蓄積されるようになってきた。このように増大するデータに対応するためのスケーラビリティは必須の要件である。

 これに対して、Accela BizSearchの検索処理能力は最大で毎秒120ギガバイトに達するほど。これは、新聞記事100年分の情報を0.1秒で検索可能な能力に匹敵する。加えて、データが増加した際には、検索用サーバやインデックス作成用サーバを複数用いて分散処理させることで、システムの検索能力を高めることができる。

 また、社内のセキュリティを確保するために、Lotus Notes/DominoやNTFSファイルシステムなどに蓄積された文書に対し、各システムに備わったアクセス権限を継承して検索できるようにすることで、「セキュアな検索性」への対応をすでに図っている。

 さらに、検索技術として、社内用語や型番など、いわゆる検索用辞書以外の単語も漏れなく検索できる「検索漏れのない厳密性」を実現するため、文書を文字単位で処理する「N-gram方式」を採用している。

 また、インターネット検索のようにリンク解析技術が使えない企業向け検索において、業務に合わせてランキングチューニングの仕組みを用意している。

 すでに述べたように、同社ではAccela BizSearchを販売するのみならず、同製品を活用した企業向け検索システムの構築サービスも手がけている。その特徴は、企業がエンタープライズサーチ環境を整備する目的を明確化するとともに、目的に沿ったかたちでBTO(Build To Order)にて機能を実現する点だ。実際のシステム構築からカットオーバーまで、最短で1ヵ月程度で完了するという。

 Accela BizSearchにまつわるこれらのメリットなどを説明した後、進藤氏は「エンタープライズサーチの利用環境を整備することで、文書の検索時間や新規作成時間を節約できるほか、リスク管理や内部統制の観点で、社内に蓄積された情報を網羅的に調査することが可能だ。さらに、社員の業務知識の底上げが図れ、ビジネス成功確度を高めることができる。」と語った。

 アクセラテクノロジ社ではこれまで行ってきた高性能検索ソフトウェアの開発と販売に加え豊富な導入実績とその経験を活かして、業務を革新するエンタープライズサーチシステムの提案や導入サービスを提供し、お客様のビジネスに貢献していく。

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