シスコのIP電話に脆弱性--異常なDNSパケットで機器停止のおそれ

Marguerite Reardon(CNET News.com) 2005年05月25日 20時34分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Cisco SystemsのIP電話をクラッシュさせる可能性のあるソフトウェアの脆弱性が発見された。これを受け、同社ではこの問題を修正するパッチを公開した。

 このDomain Name System(DNS)プロトコルの脆弱性を悪用されると、IP電話サービスがサービス拒否(DoS)攻撃を受ける可能性があると、英国のセキュリティ研究団体NISCC(National Infrastructure Security Co-ordination Centre)では報告している。同団体は、他のソフトウェアにも影響するこの脆弱性の深刻度を中程度としている。

 この脆弱性は、DNSプロトコルの動作するCiscoのIP電話に関連したもの。DNSはドメイン名をIPアドレスに変換するもの。DNSサーバはインターネット上のいたるところに設置され、この変換作業を行い、IPパケットが確実に目的地に到着するようにしている。

 DNSサーバ上での変換作業を素速く処理するために、ログファイルを圧縮しておくことが多いが、NISCCの勧告によると、この脆弱性は圧縮されたDNSメッセージの復元中に起きるエラーが原因だという。この脆弱性を悪用するには、メッセージの圧縮した部分に無効な情報を含むDNSパケットをつくって、それを使う必要がある。このDNSパケットを使うと、IP電話上での処理中にエラーが発生し、電話が正常に動作しなくなったり、クラッシュする可能性があるという。

 Ciscoはこの脆弱性に関する勧告のなかで、同社のIP電話およびコンテンツネットワーク製品上で動作するDNSクライアントだけが影響を受けると述べている。この脆弱性がDNSサーバの機能やDNSパケットのチェックを行う製品に影響を与えることはない。この影響を受ける製品には、Cisco IP Phone 7902/7905/7912、Cisco ATA(Analog Telephone Adaptor)186/188、Cisco Unity Express、Cisco ACNS(Application and Content Networking System)が含まれる。

 同社では、影響を受ける製品の完全なリストを同社サイト上で公開している。同社はまたこの問題を解決するパッチもすでに提供している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化