情報サービス業界で「トップ集団」の規模を目指す--CTCとCRCソリューションズが合併を発表

柴田克己(編集部) 2006年05月24日 15時58分

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 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)とCRCソリューションズ(CRC)は5月23日、両社の合併について最終合意し、合併契約書を締結したと発表した。合併期日は2006年10月1日を予定しており、存続会社は伊藤忠テクノサイエンス。合併比率は、CRCの株式1に対して、CTCの株式0.31を割り当てる形となる。また、合併に伴う新会社の商号は「伊藤忠テクノソリューションズ株式会社」となる予定で、CTCの代表取締役社長である奥田陽一氏が代表を務める。

 両社は、共に伊藤忠商事を親会社とする情報サービス企業。合併による経営統合の理由として、「両社のさらなる成長のため。速やかにシナジー効果を出すためには合併による経営統合が最適と判断した」と説明した。新規顧客を継続的に開拓し、ビジネス全体に占める製品販売のウェイトが高い伊藤忠テクノサイエンスにとっては、より安定した収益基盤を拡充する必要があり、一方のCRCソリューションズは、営業力のさらなる強化と顧客基盤の拡大を図りたいといった課題を抱えていたという。

 両社の統合により、新会社では、ITの戦略立案から、企画設計、購買調達、開発構築、保守運用までのITライフサイクル全般と、それに付随するコンサルティングサービスをトータルで提供できるとしている。また、期待されるシナジー効果としては、データセンター事業を中心とした運用サービス事業の規模拡大などを含む、サービスビジネス領域の強化による収益の拡大や、多数の社員技術者を抱え、システムエンジニアの動員力が高まることによる、大型案件への対応力の強化などを挙げている。

 合併後の事業規模は、売上規模で約3000億円、純利益が約140億円、社員数は約6000人となる見込み(2006年3月期連結単純合算ベース)。「情報サービス業界において、総合力と技術力を備え、広い意味での“規模”においてトップ集団に入る会社を目指したい」(伊藤忠テクノサイエンス、代表取締役社長の奥田陽一氏)とした。

CTC奥田社長、CRC杉山社長画像 合併を発表した、伊藤忠テクノサイエンス社長の奥田陽一氏(左)と、CRCソリューションズ社長執行役員の杉山尋美氏。
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