伊藤忠テクノサイエンス(CTC)は3月9日、アイピーロックスジャパンのデータベースセキュリティ管理ソフト「IPLocks」を販売するとともに、IPLocks対応データベースセキュリティソリューション構築およびサポートサービスの提供を開始した。
IPLocksは、データベースの脆弱性評価、アクセス自動監視機能により、データの破壊、改ざん、漏えいといった被害を極小化するセキュリティ製品。不正アクセスの証拠となるログデータを蓄積しておき、事故発生時に分析して原因や被害状況を把握できる。監視処理は、運用中のデータベースを変更することなく、外部からデータベースの各種情報を読むだけで実行できる。そのため、データベース性能への影響を抑えながら、低リスクかつ容易なデータベースセキュリティシステムの導入や運用が可能となる。ソフト一式の価格は税別150万円から。すでに国内で110社以上が導入している。
CTCは、IPLocksを販売することで、情報セキュリティ事故発生時の原因究明や査証追跡を支援する製品「フォレンジクス・ソリューション」を拡充する。「日本版SOX法への対応や内部統制強化に取り組む企業に対し、独自のデータベースフォレンジクスソリューションを提供する」(CTC)