アイピーロックス ジャパンとコンピュータ・アソシエイツ(CA)は、データベースサーバ用セキュリティソリューション開発に向け技術提携を結んだ。両社が4月25日に明らかにしたもの。
提携第一弾の取り組みとして、両社は、不正アクセスを禁止して重要なデータを保護するCAのセキュリティ製品eTrust Access Controlと、データベース内部への不正アクセスやデータ改ざんなどを監視するアイピーロックスのIPLocksについて、技術検証を終えた。
eTrust Access Controlは、包括的なセキュリティポリシーをベースに不正アクセスを禁止し、重要なデータやアプリケーションを保護する製品。IPLocksは、データベースの脆弱性評価、アクセス自動監視、監査を行い、データの破壊/改ざん/漏えいなどによる被害を極小化するセキュリティ製品。今後、両製品を組み合わせ、より堅牢なセキュリティ対策が可能なソリューションを共同提供していく。
両社のソリューションを導入すると、サーバ本体へのアクセスログとデータベース内部へのアクセスログを統合して、一連の操作履歴を追跡できる。その結果、データベースサーバのセキュリティに関する予防と、問題発生から解決までの管理が連携するようになる。
また、統合されたログを監視することにより、データベースサーバに対する包括的なアクセス制御/監視が可能となり、「セキュリティ対策にかかわるシステム管理者の作業負荷と工数を減らし、コスト削減も実現できる」(両社)。