Itanium Solutions Alliance 1周年--目標の上方修正と今後の活動を語る

藤本京子(編集部) 2006年10月05日 19時15分

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 Itanium Solutions Allianceは10月5日、発足1周年の記者会見を開催した。その中で、国内RISCサーバ市場におけるItanium搭載サーバの販売金額シェアの2007年末における目標値を、従来の50%から60%に上方修正すると発表した。

 IDCの調査によると、販売金額ベースでのRISCサーバに対するItaniumサーバ市場は、2005年上半期が23%、2005年下半期が36%、2006年上半期が46%。Itanium Solutions Allianceの日本地域委員会 議長の泓宏優氏は、「当初の目標となっていた50%は2006年中に達成できそうな見通しとなったため、2007年での目標値を60%に上方修正した」と話す。

 Itanium Solutions Allianceは、2005年9月に発足した。同アライアンスの議長を務めるIntelのKirk Skaugen氏は、この1年を振り返り「Itanium対応のアプリケーションが1万を超え、1年間で2倍となったほか、導入事例が10万件を超えた。2006年7月には開発コード名Montecitoと呼ばれていた9000番台のItanium 2を市場に投入し、プロセッサ性能が2倍に、消費電力あたりの性能が2.5倍になった。アライアンスのメンバーも100社を超え、1年前の約4倍となった」と語った。

 なお、5日付で新たにインフォテリアもアライアンスに加わり、メンバー数は合計106社となった。

 日本地域委員会では、アライアンス発足2年目にあたり、Itaniumソリューションの利用領域拡大に向けた新たな活動を開始する。そのひとつは、Itanium Solutions Center Networkの開設だ。Itanium 2 9000番台搭載サーバを貸出機として8台用意し、Itaniumプラットフォームにおけるアプリケーションの動作検証環境を提供する。アプリケーションをItaniumプラットフォームに移行することを目的として使用する場合、貸出機は無償で利用できる。

 また、日本地域委員会はItaniumプラットフォームに有望と見込まれる3つの領域に特化し、ISVとの連携を強化した活動を展開する。3つの領域とは、大規模データベースシステム利用のためのWindowsサーバのスケールアップ、Linuxサーバによるミッションクリティカルシステムの構築、そして大規模マルチプロセッサによるHPC分野だ。

 2年目の活動予定として泓氏は、「メンバーのビジネス拡大に貢献するため、セールスツールやホワイトペーパー、事例など、ソリューションの啓蒙を軸とした活動を行う。また、ソフトウェアベンダーのみならずシステムインテグレーターとの協業も視野に入れる」と述べた。

Itanium Solutions Alliance Itanium Solutions Alliance日本地域委員会のメンバーら。中央でプレートを持つのが、日本地域委員会 議長の泓宏優氏(左)と、グローバルでの委員会 議長のKirk Skaugen氏(右)
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