.Net開発機能がさらに強化されるSybase PowerBuilder--TechWaveでロードマップを発表

山下竜大(編集部) 2007年08月10日 21時08分

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 「PowerBuilderは、常に正しい機能拡張を行ってきた。最初は、Windowsアプリケーション開発を簡素化することからスタートしたが、現在では.Netアプリケーション開発の簡素化を実現している」

 Sybaseがラスベガスで開催している「Sybase TechWave 2007」カンファレンス3日目の8月9日、最後の基調講演に登場した同社のPowerBuilderエバンジェリスト、John Strano氏はこう語った。

SybaseのJohn Strano氏 SybaseのPowerBuilderエバンジェリスト、John Strano氏。

 RAD(Rapid Application Development)4GL(第4世代言語)の草分け的な統合開発環境(IDE)といえる「Sybase PowerBuilder」は、同社が特許も取得しているデータ処理オブジェクト技術であるDataWindowテクノロジによる高い開発生産性が最大の特長だ。

 これまでPowerBuilderは、VB(Visual Basic)ベースのWindowsアプリケーション開発を高速に行えるIDEとして高い人気を誇っていたが、2007年6月にリリースされたPowerBuilder 11.0では、Java EEアプリケーション開発はもちろん、.Netアプリケーション開発を簡素化するさまざまな機能を搭載。プラットフォームの適用範囲をさらに拡大した。

 PowerBuilder 11.0に搭載された新機能としては、NVOs(Non-Visual Objects)を.Netアセンブリおよび.Netスマートクライアントアプリケーションとして配布できる機能やASP.Netを使用してNVOsをWebサービスに活用する機能など。

 また、Sybase Adaptive Server Enterprise(ASE)15およびMicrosoft SQL Serverのための新しいドライバの提供やOracle 10g RACのサポートなど、データベースサポート機能も強化。そのほか数多くの.Netアプリケーション開発をシンプルにする機能が搭載されている。

 2007年後半にリリースが予定されているPowerBuilder 11.1では、.Netアプリケーション開発環境をさらに拡張。.Net用コンパイラの強化やInformix Dynamic Server v10のサポート、Windows Vistaへの対応など、アプリケーションへの接続性がより強化されるという。

 さらに2008年前半にリリース予定のPowerBuilder 11.1.1では、JavaEEアプリケーション開発環境および.Netアプリケーション開発環境がさらに強化される計画。ウェブアプリケーション開発のためのAjaxや.Netクライアントのサポート、Sybase EAServerへの対応などが予定されている。

 2008年後半にリリースされる予定のPowerBuilder 12では、.Netアプリケーション開発における機能とパフォーマンスを拡張。IDEに.Net開発環境が組み込まれるほか、WPF/WCF開発への対応、DataWindowによる.Netコードの完全なサポートなど、.Net環境との相互運用性が完全に確立される計画という。

 そのほかTechWave 2007の基調講演では、PowerBuilder 11を使用して、Googleマップなどのインターネット上にあるWebサービスをマッシュアップしたアプリケーションを開発するデモなどが紹介された。

PowerBuilderのデモ PowerBuilder 11のデモ。GoogleマップなどのWebサービスがマッシュアップされている。
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