恥ずかしい「英語の発音間違い」10選

文:Toni Bowers(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2008-08-12 08:00

 良きにつけ悪しきにつけ、人はしばしばあなたの英語の発音を聞き、それによってあなたという人物を評価する。単語の発音を1つ間違えた途端に、あなたのことを田舎者で、ろくな教育を受けていない間抜けだと判断するのである。そこで本記事では、間違えて発音されることの多い単語を10個選んで紹介することにした。あなたも自らの発音を確認してみてほしい。

 以前、本サイトで「恥ずかしい英語の間違い10選」という記事が掲載された。その記事では、文書や会話に出てくる英語の誤用が例を挙げて説明されていた。そこで本記事ではそこからさらに進んで、正しく用いられたとしても発音が間違われることの多い単語を採り上げている。こういった単語もまた、間違うと恥ずかしいものなのである。

 注意:私は大学で言語学に対して異常なまでの興味を抱くようになったため、発音の間違いに対して非常に敏感になっている(「ほっといてくれ」と言われるかもしれないが)。しかし、人間というものは相手のしゃべり方から受ける第一印象によって、その人の性格や知性をいきなり決めつけがちであるということは、あなたも知っておくべきなのだ。以下は、あなたがやってしまう間違いかどうかは判らないが、私を苛立たせるものである。

#1:realtor

 多くの人(全国放送のテレビ番組に出演している人も含めて)がこの単語をREAL-uh-ter(《レ》ラター)と発音している。これは、aとlを置き換えて読む失読症が蔓延しているということなのだろうか?正しい発音はREAL-tor(《リ》ァルター)である。それだけだ。2音節の方が発音しやすいと思われるだろうが、どうやらそうではないようである。

#2:nuclear

 米国大統領がこの単語(発音はNU-clee-er/《ニュ》ークリア)をNU-cu-lar(《ニュ》ーキラー)と発音する時代に、正しい発音を主張することがどれほど大変であるか、ご存知だろうか?私は、大統領が方言をしゃべっているとは信じていない。Ya’ll(You'llをユールの代わりにヤールと発音する)は方言だが、NU-cu-lar(《ニュ》ーキラー)は方言ではないのだ。

#3:jewelry

 この単語の発音はJOO-la-ree(《ジュー》ラリー)ではなく、JOOL-ree(《ジュア》リー)である。この単語も、3音節にされて難しくなっている。これはどういうことなのだろうか?(訳者注:英国やオーストラリア、ニュージーランドなどのイギリス系英語圏では、jewelleryと綴られ、3音節とされる場合もある)

#4:supposedly/supposably(サ《ポゥ》ズドリー/サ《ポゥ》ザブリー)

 後者は存在しない単語である。

#5:supposed to/suppose to(サ《ポゥ》ズドトゥー/サ《ポゥ》ズトゥー)

 私は、この間違いの原因が無知ではなく舌の怠慢にあると考えている。単語末尾のdを強調するにはそこで追加の破裂音を置く必要があるものの、それだけの価値はあるのだ。また、文書でのやり取りでこの単語を使う際には、絶対にdを抜かすことのないようにしなければならない。さもなければ、くり抜かれた木の幹の中かどこかで育てられたと思われてしまうことだろう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]