重要な人々との間に密接な関係を築き上げる
人材紹介機関であるWorking LinksにおいてCIOを務めているOmid Shiraji氏は、自らが直接CEOの下で仕事をしているという点で一部のITリーダーよりも幸運であると述べている。
Shiraji氏は現在の役職に就いて1年あまりが経過しており、CEOとの密接な関係によるさまざまな利点を享受している。同氏は「わたしがこの組織に参加した主な理由は彼の存在にあり、仕事を始めた時から自らの計画の援助を受けてきている」と述べている。
指揮系統という点から見た場合、すべてのITリーダーがこういった恵まれた立場に置かれているわけではない。Shiraji氏は、上級幹部らに話を聞いてもらいたいと願っているCIOに対して簡潔なアドバイスをしている。同氏は「幹部チームをできる限り早い段階から、機会あるごとに巻き込むようにする必要がある」と語っている。
Shiraji氏によると、成功への鍵は「ITプロジェクト」という言葉を使う際に細心の注意を払うことだ。テクノロジは実装するものではなく、より良い成果を生み出すための手段として捉えるよう、同氏はチームに奨励している。
同氏は「建築プロジェクトについて語ることはないはずだ。語るのはむしろ、道や建物、店を生み出すことについてであるはずだ。このため例えば、アウトソーシングするためのプロジェクトなどあり得ない。手元にあるのは組織の特定部分に対する業務改革イニシアティブなのだ。ビジネス用語で考えれば、行動や認識を変えられる」と語っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。