総合通信販売事業を展開するディノス・セシールは、オンプレミスで稼働する「Oracle E-Business Suite」(Oracle EBS)をAmazon Web Services(AWS)のクラウド基盤へ全面移行し、2019年9月に稼働を開始した。移行を担当したシステムサポートが11月26日に発表した。
AWSへの移行により、今後はサーバーの更新の必要なく、Oracle EBSが利用可能となったほか、ビジネス規模の拡大に合わせてスピーディーにITインフラを拡張できるようになった。
AWS移行に当たってはPoC(概念実証)を実施し、システムサポートが3カ月間にわたり、従来環境の調査や移行用環境の設計・構築、オンプレミスからAWSへのサーバーおよびデータの移行、移行後のOSおよびOracle EBSの起動確認などを行った。PoCはインフラ部分のVmimportとOracle EBSの複製機能(Rapid Clone)、DBデータ移行を組み合わせて実施している。また、本番移行に伴うオンプレミスからの切り替え、AWSを活用したアーキテクチャーやインフラ設計の支援、環境構築などもシステムサポートが担当した。