Microsoftは米国時間3月26日、マサチューセッツ州に拠点を置き、クラウドベースのモバイルネットワークソリューションを手がけるAffirmed Networksを買収する契約を締結したと発表した。買収額は明らかにされていない。Microsoftはこの買収を、ネットワークのワークロード、特に5Gにおけるワークロードの管理の増加に直面している通信関連のベンダーと連携していく戦略の一環として捉えている。
提供:Affirmed Networks
MicrosoftのAzure Networking担当コーポレートバイスプレジデントYousef Khalidi氏は、買収を発表するブログ記事で、「われわれは、仮想モバイルネットワーク分野でリーダーシップを発揮しているAffirmed Networksの素晴らしい成果を土台にしていける点について期待に胸を膨らませている。同社のテクノロジーと、専門的な知識を有するチームをMicrosoftに迎え入れることで、ハイブリッド環境での自社ネットワークの稼働に目を向けつつある多くの事業者に対して、我が社のクラウド製品を提供できるようになる。われわれがAffirmed Networksと協力することで、通信事業者はMicrosoftのクラウドをさらに活用し、全体的な業績向上と新たな収益源を創出していけるようになることに喜びを感じている」と説明している。
Microsoftは、5Gネットワークと同社のクラウドサービス「Microsoft Azure」を活用したエッジコンピューティング能力の統合に向けて複数の通信事業者と協力している。AT&Tは5G分野でMicrosoftの最大のパートナーの1社だ。
Amazon Web Services(AWS)も5Gを強化している。Affirmed Networksは2019年10月、AWSで動作する「UnityCloud 5G Core Solution」のデモを実施した。
Affirmed Nertworksはその際のプレスリリースで、「Affirmed(Nertworks)は、世界で最も効率的かつクラウドネイティブな5GCネットワークソリューションを、実績ある堅牢なAWSのクラウドサービスで提供できるようになった」としていた。
Affirmed Nertworksは、モバイルブロードバンドやIoT、WiFiローミング、コネクテッドカーなどの5Gサービスに関心を寄せている通信サービスプロバイダー(CSP)に向け、ソリューションを販売している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。