KDDIは7月1日~9月30日の期間、5G(第5世代移動通信システム)ビジネスの開発拠点「KDDI DIGITAL GATE」で、「新規ビジネス創出特別プログラム」を無償提供する。同プログラムはウィズコロナ時代における早期の社会経済活動の正常化や、企業の新規ビジネス創出・デジタル変革(DX)の推進支援が目的だという。
KDDI DIGITAL GATEでは、デザイン思考を基にしたワークショップやアジャイル開発チームによるプロトタイピングを通じて、顧客の潜在的な課題を発見する。また最先端のテクノロジーを用いて、それらの課題を解決するソリューションを設計し、構築・検証を素早く実行できるとしている。
同プログラムは、KDDI DIGITAL GATEで提供されているサービス開発プロセスのうち、サービスデザインワークショップとプロトタイプ開発を約1週間で実施する。さらに、これらのプロセスは全てオンラインで行う。
新規ビジネス創出特別プログラムのイメージ(出典:KDDI)
参加対象企業は、KDDI DIGITAL GATEを見学したことがあり、同拠点でのサービス開発プロセスを理解・賛同していることや、新規ビジネス創出・DXの推進に挑戦したいと考えていることが条件。そのほか、同プログラム提供期間中の参加者が完全に稼働できることや、開発したサービスでウィズコロナ時代の社会経済活動の正常化に貢献したいと考えているといった条件も満たす必要がある。
参加企業には、デザイン思考アプローチでのサービスデザインワークショップ(1~2日)と、アジャイル型のプロトタイプ開発(3~5日)が提供される。