KDDI、LPWAを活用したガスプラットフォームサービスを開始

NO BUDGET

2020-03-31 10:38

 KDDIは、IoT向け通信技術であるセルラーLPWA(LTE-M)を活用したガスの遠隔自動検針による日次検針や、LPガス契約者(需要家)と新たな接点を創出するガスポータルを合わせた「KDDI ガスプラットフォームサービス」を4月1日から提供する。構築時にKDDIとに実証実験を進めてきた三愛石油が5月から順次同プラットフォームを導入する。

 このサービスでは、自動検針に加えて、需要家に向けたガス料金の請求情報の掲載や、「KDDI Message Cast」を利用した情報配信を可能にするガスポータルを提供する。KDDI Message Castは、請求情報など自社のサービス情報などを「+メッセージ(プラスメッセージ)」やSMSを用いて配信できる。

サービス構成図
サービス構成図
ガスポータル機能
ガスポータル機能

 また、LPガス事業者の業務効率化に必要なNCU(Network Control Unit)の設置を簡易的に行える施工支援アプリケーションやガス残量予測のほか、配送ルート算出など人工知能を活用した機能も提供する。さらにNCU、ガスメーターからのアラームを認定保安機関で24時間監視し、NCUの設置を簡易にする管理サーバー、ツールを提供する。

 日々のガス残量予測では、ガスの残量がなくなる日付を算出し、配送対象とする残量のしきい値を設定することで、配送予定日の算出できる。配送先を効率的に巡回するためのルートを算出でき、配送先別に担当者を割り当てしなくても、配送日のシフトに基づいた配送ルート数を算出する。

 月額料金は、StandardプランがNCU1台あたり130円から。Premiumプランは同150円から。

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