ラックは、スマートシティー/スーパーシティーの安全を見守るセキュリティサービス構想「街全体を見守る総合的なセキュリティ分析サービス(コードネーム:town)」を発表した。
townでは、街中のセンサーから得られるデータから「異常事象」を検出するセキュリティサービスを提供する。地域社会における他のシステムや住民サービスと連携し、安全を守るスマートシティー/スーパーシティーの実現に貢献するという。
災害に強いスマートシティーとして、気象データや街中のセンサーからの情報を統合することで、地域の細かなエリアでの災害状況を把握して予測する。収集したデータ解析により、住民の避難誘導や交通の制御、被害状況把握のためのドローンの誘導などを行える情報を提供する。
家庭の安全を守るという観点では、電気・ガス・水道などのスマートメーターからデータを収集解析し、設備の故障や住民の生命に関わる事故・病気の可能性についてアラートを出す。住民の安否確認やレスキュー隊の派遣など、速やかに判断が行える情報を提供する。
交通事故から住民を守るという観点では、監視カメラが夜間に路上で倒れた人を捉えた場合など、周囲のセンサーからの補完情報(通行車両の情報など)と関連付けることで、交通事故など生死に関わる危機的状況について判断可能な情報を提供する。さらに、監視カメラ付属のライトを遠隔操作し、路上に転倒する人を照らすことで通行車両に危険を知らせるなど、事故を防ぐことを可能にするという。