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米国の警察やFBIの内部文書が大量に漏えい--BLM関連の内部文書も

Catalin Cimpanu (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-06-23 14:37

 Distributed Denial of Secrets(DDoSecrets)と名乗る活動家グループが米国時間6月19日、米国の法執行機関やフュージョンセンターから盗まれたという296GBのデータを公表した。これらのファイルは、「BlueLeaks」と名付けられている。

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提供:Ron Jenkins, Getty Images

 問題のデータはポータルサイトで公開されており、検索が可能な状態になっている。BlueLeaksのポータルサイトによれば、流出したデータには、スキャンした文書や動画、電子メール、音声ファイルなど、100万件以上のファイルが含まれているという。

ポータルサイトの画面

 DDoSecretsは、流出したファイルには、全米の200以上の警察署や法執行機関フュージョンセンターが所有していた10年分以上のファイルが含まれていると述べている。

 DDoSecretsによれば、ファイルの多くは米連邦捜査局(FBI)の報告書、セキュリティ速報、法執行機関向けの手引きなどだ。ファイルの一部には、個人の名前や銀行口座番号、電話番号などの個人情報も含まれていると見られる。BlueLeaksの情報は、ハクティビスト集団のAnonymousから提供されたものだという。

 BlueLeaksのポータルに掲載されているファイルのほとんどには、テキサス州ヒューストンに本社を置くウェブホスティング会社の名前である「Netsential.com Inc」というラベルが付与されている。

 KrebsOnSecurityは6月22日、全米のフュージョンセンターを代表する中央組織であるNational Fusion Center Association(NFCA)が、内部向けのセキュリティアラートで、漏えいした情報が本物であることを認めたと報じる記事を掲載した

 NFCAの内部文書によれば、予備的な分析の結果、漏えいしたデータは、米国の多くの法執行機関やフュージョンセンターにウェブホスティングサービスを提供しているNetsentialのサーバーから流出したものだと思われるという。

 フュージョンセンターは、州や自治体の法執行機関、連邦政府機関などの間での情報共有や調整を推進する機関だ。フュージョンセンターは、警察官の訓練や連邦政府機関から各法執行機関へのアラート、手引き、その他の指示の伝達、各組織間の情報交換などを担っている。

 BlueLeaksのデータセットを調べたユーザーは、ごく最近フュージョンセンター経由で伝達されたセキュリティ速報や法執行機関向けの手引きを発見している。

 これらの文書には、米国で盛んに起きている抗議活動「Black Lives Matter」(BLM)に関する指示や、警察が注意すべき点などについての情報も含まれていた。その中には、警察が抗議活動に関するツイートを監視していることをうかがわせる文書や抗議の場に参加した救護グループを無政府主義の過激派として指定する文書など、物議を醸しそうな内容もあった。

 DDoSecretsは「Wikileaksと同様の活動」だと見なされることが多い。同グループはこれまでにも、各国政府の汚職スキャンダルに関する情報などを公開してきており、DDoSecretsが扱った問題は、New York TimesやCNN、Daily Beastなどの主要メディアでも報じられている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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