Dell Technologiesは米国時間7月15日、VMware株を2021年9月以降にスピンオフすることを検討中だと発表した。
VMwareをスピンオフすれば、Dellは81%を保有するVMware株を収益化できる。スピンオフが実現しても、DellはVMwareとの「現状の互恵的な戦略的関係」を維持する計画だという。
VMwareは、Dellの利益構造に不可欠であり、マルチクラウド事業の要だ。VMwareのソフトウェアは、Dellの製品ポートフォリオ全体に組み込まれており、両社は、Go-To-Market、サービス、研究開発、知的財産に関して協定を結んでいる。
2021年9月以前にスピンオフしないのは、税の負担を避けるためだ。Dellは、保有株式の維持も含めた複数の戦略的オプションを検討しているという。
Dellはスピンオフの際およびその直後に、VMwareの信用格付けの維持と自社の信用格付けの向上を目指すという。Dellは、VMwareの売却益を負債の返済に充てるとみられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。