日本ユニシス、お台場を仮想空間に再現したシミュレーションモデルを運営

NO BUDGET

2021-08-18 13:00

 日本ユニシスは、「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転」において11月2日から東京臨海部実証実験フィールドである臨海副都心地域(お台場)の環境を仮想空間上で再現したシミュレーションモデルの使用体験を実施する。

 今回のシミュレーションモデル使用体験では、実測に基づくNCAP(New Car Assessment Program:新車アセスメントプログラム)環境および臨海副都心地域の仮想環境でのシミュレーション群をシナリオパッケージとして用意している。

 参加者は、このパッケージの実行結果にて実際の環境要因(運転環境、道路、地形、天候など)が組み合わされた現実の世界で起こり得るセンサーにとっての弱点(限界)を検証できる。また、この再現性に優れた仮想空間において、さまざまな条件設定で安全性検証の作業効率化などを確認できる。

DIVP コンソーシアム体制図
DIVP コンソーシアム体制図

 日本ユニシスは、「SIP 第2期/自動運転(システムとサービスの拡張)/仮想空間での自動走行評価環境整備手法の開発」に、長年培ったエンジニアリング分野の知識・技術・経験を生かし、2018年から参画している。

 同社は、センサーメーカー、ソフトウェア会社、大学など産学12機関からなる「DIVP コンソーシアム」を形成し、さまざまな交通環境下における再現性の高い安全性評価を行うため、実現象と一致性の高いシミュレーションモデルの開発に着手している。さらに、このモデルに基づいた仮想空間における安全性評価プラットフォーム「DIVP(Driving Intelligence Validation Platform)」の構築に取り組んでいる。

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