日本ユニシスは北海道大学、テクノフェイスと共同で、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が推進する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」へ参画する。
この事業では、「視て触れる」新しい医療通信システムの実現のため、医学/保健科学/工学分野と企業グループの知見を融合し、医療プロトコルからセンサーディスプレイのデバイス開発、ネットワークの活用まで、密な連携のもとシステム開発を行う。
日本ユニシスは共同研究者として、システム開発総括、プラットフォーム構築、ビジネス化企画、伝送実験支援を担当する。また、7月29日に北海道大学病院に設置された「次世代遠隔医療システム開発センター」にも研究開発推進メンバーとして参画し、同事業を通じて得るポスト5G(超低遅延や多数同時接続などの機能が強化された第5世代移動通信システム)の通信技術を生かし、新しい遠隔医療サービス基盤の構築とその臨床展開の推進を支援する。
次世代遠隔医療システム開発センターは、北大病院内の「医療・ヘルスサイエンス研究開発機構」の研究機能であるイノベーションユニットとして設置される。
日本ユニシスは、海外展開を視野に入れて同センターと連携を継続し、病院、診療所/クリニック、医大/看護教育機関、自治体など、さまざまなステークホルダーが活用できる遠隔医療サービス基盤にすることを目指す。