富士通とイスラエルのスタートアップAutofleet社はグローバルな戦略的提携を行うことで合意し、富士通は富士通ベンチャーズが運用するファンドを通じて、Autofleet社へ出資を行った。
Autofleet社はAIによる予測・最適化技術を用いた物流車両などの高精度な配車マッチングプラットフォームを有する企業で、両社は今後、物流産業の労働力不足や環境問題などの社会課題解決に向けたサステナブルな物流ソリューションの開発を行っていく。
Autofleetの動的な配車マッチングプラットフォームと、富士通のシステム開発のノウハウや物流業務の知見を融合することで、こうした社会課題の解決に向けたサステナブルな物流ソリューションを開発し、グローバルに展開していく。
具体的なユースケースとしては、物流需要の変動が大きい宅配を始めとしたラストワンマイル輸送における動的な配車や、緊急時の輸送に対応する求貨求車のマッチング、公共交通などと連携した貨客混載などが挙げられている。また、電気自動車の充電ポイントを考慮したルート最適化なども想定している。