中期経営計画とは、企業があるべき姿と現状とのギャップを埋めるために、中期的な視点で立てる計画を指す。おおむね3~5年ほどの間に実施するべきことを明示するものとなる。経営ビジョンなどの一定の曖昧さを含めた長期的なものではなく、売上高、利益など、具体的な数値目標を立てて実行していくための計画だ。
そのためどの企業も中期経営計画の立案とその実行に神経を注ぐ。国内のITを含めた主要企業も中期経営計画を慎重に発表しながら、その取り組みを公表している。
コニカミノルタは、4月1日付で取締役 専務執行役の大幸利充氏が取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者(CEO)に就任するトップ人事を発表。その理由として、2022年度(2023年3月期)が同社の中期経営計画「DX2022」の仕上げの年であり、次期経営計画の策定年度になるという大事な年であることを挙げている。
デジタル変革やサステナビリティーなど、直近の各社の中期経営計画には共通したキーワードがある。富士通やNEC、NTTデータなど国内主要IT各社を含めた中期経営計画への取り組みについて紹介する記事を集めた。