Microsoftは2021年9月、データガバナンスプラットフォーム「Azure Purview」の一般提供開始を発表した。同社は米国時間4月19日、このプラットフォームをリブランドするとともに、「Microsoft 365」のコンプライアンスおよびガバナンス製品を「Microsoft Purview」のブランドに加わえることを発表した。この新しいブランドファミリーは、これまでの「Azure Purview」と「Microsoft 365 Compliance」(Microsoft 365コンプライアンス)ポートフォリオの機能を組み合わせたものとなる。
提供:Microsoft
同社は新しいMicrosoft Purviewについて、顧客がデータ資産全体で可視性を得られるようにするほか、クラウド、アプリケーション、エンドポイント全体で機密データの保護と管理を支援する、データのリスクと規制コンプライアンスをエンドツーエンドで管理するサービスと位置付けている。
また同社は、「macOS」エンドポイント向け「Microsoft Purview Data Loss Prevention(DLP)」情報漏えい対策の一般提供(GA)開始を発表した。さらに、機密情報タイプのカタログに、新たに50以上の分類子を追加している。このほか、「iOS」「Android」のモバイルデバイス向けの暗号化された文書の共同編集機能のプレビュー版を提供する。「Microsoft Purview eDiscovery」(Premium)では、「Microsoft Teams」で関連データを容易に特定できるようにする複数の機能を追加している。
同社はここ1年間で、さまざまなエンタープライズ製品とクラウド製品をリブランドしているほか、プライバシー管理製品を「Microsoft Priva」ブランドの下で提供するなど、関連するサービスをMicrosoftブランドのスイートとしてまとめている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。