神戸製鋼所(KOBELCO)は4月21日、KOBELCOグループのIT業務を2027年まで日本IBMとキンドリルにアウトソーシングする契約を締結したと発表した。併せて、神戸製鋼所と日本IBMが出資するコベルコシステムを含めた4社で、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する新たなパートナーシップを確立した。
KOBELCOグループのIT業務に関する日本IBMへのアウトソーシングは、2001年から20年間続くという。今回の新たなパートナーシップで、4社がKOBELCOグループの業務改革や事業貢献のためのDX推進、ITに関する長期的な安定維持や継続的な費用の最適化と、ITの高度化および継続的な人材育成、技術交流を進める。
神戸製鋼所は、2021年度から3年間の中期経営計画で、安定収益基盤の確立とカーボンニュートラルへの挑戦を最重要課題に位置付け、DXで2050年を見据えたカーボンニュートラルの実現、ロボット型ソフトウェアによる業務プロセスの自動化(RPA)やIoT、人工知能(AI)の活用による生産性向上などを進めているという。