神戸製鋼所、RPAで本社業務の20業務を自動化

NO BUDGET

2020-05-13 10:44

 神戸製鋼所は、日本IBMとコベルコシステムの支援により、本社業務へのRPA(ロボティックプロセスオートメーション)導入を行い、2019年10月から半年の間に20業務25ロボの実装を実現した。

 神戸製鋼所全社では、既にRPAを導入している鉄鋼アルミ事業部門を含めて120台以上のソフトウェアロボットが稼働することになり、全体で1カ月当たり2680時間の時間削減を実現している。

 今回神戸製鋼所は、本社業務13部門へのヒアリングを通して、300以上の業務の棚卸しを行い、その中から自動化による効果が見込まれる業務を分析することで、20業務を対象に25のロボットシステムを構築した。RPAを導入する業務は、経営企画部の幹部会議支援業務、人事労政部の勤務実績管理業務、品質統括部の品質管理データ集計業務などで、さらに、AI(人工知能)機能を持つOCR(光学式文字読み取り)やPaaS/SaaSなど、RPA以外の先端ツールを広く活用することで約60業務の効率化を目指している。今後は、本社業務全体で自動化できる範囲を大きくし、部門横断で活用できる共通ロボットの開発も進める予定だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]