ECサイトやCRMサイトの構築、ポイントシステム導入などのソフトウェアフレームワークを開発・販売するベイテックシステムズはこのほど、「Google Apps」を使った社内情報システムの導入支援サービスの一つとして、Google Appsのメール機能でファクスを送受信できるアプリケーションを無償で提供することを発表した。
無償で提供されるファクスの送受信アプリケーション「サテライト・FAX」は、Google Appsを使った社内情報システムの導入支援サービス「サテライトオフィス・プロジェクト」の一つになる。サテライト・FAXは、ユーザー企業から要望の多かったファクスの送受信をメールで行うというものだ。アプリケーションは無料だが、ファクスサービスとの契約は有料になる。
サテライト・FAXは、取引先や顧客からのファクスをメールで受信する。受信の際には、PC上に通知情報を表示することができる。また、受信するファクスは、担当者ごとに振り分けることもできる。送信時は、ファクスのイメージをTIFFやJPEGの添付ファイルとして送る。送信時には、認証を行う。
送受信データは保管が可能となっており、メールで送受信が可能であることから、外出先や出張先からでも送受信が可能だ。送受信のログを出力することができ、ログはExcelにダウンロードでき、送受信件数を分析することも可能だ。
ベイテックシステムズは、Googleの企業向けソリューションに付加価値を付けるサービスやソリューションを提供するSIerやコンサルタント、独立系ソフトウェアベンダーに対して、パートナーとして認められる「Google Enterprise Partner」である。
今回のサテライト・FAXにあわせて同社は、テレビ会議システムやネットワークカメラを利用することで複数拠点のオフィスを仮想的に1つのオフィスにするサービス「サテライト空間ソリューション導入支援」を提供することも発表した。複数拠点のメンバーが、1つのオフィスで仕事をしている雰囲気を感じられるようになるという。
今回のサービスは、テレビ会議システムやネットワークカメラを利用して、複数拠点のオフィスの状況をリアルタイムに、ウェブ上で閲覧可能にし、各オフィスのライブ動画がプロジェクターで壁に投影される。サービスには、ネットワークカメラやプロジェクターの販売、カメラのセットアップ支援、ダイナミックDNSなどのネットワーク設定の支援、利用方法の教育やノウハウの提供などが含まれる。サテライト空間ソリューション導入支援も、サテライトオフィス・プロジェクトに含まれるサービスになる。