日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は9月14日、基幹システム向けハイエンドサーバ「HP ProLiant ML570 Generation 4(G4)」および「HP ProLiant DL580 G4」において、デュアルコアインテルXeonプロセッサ7100番台を搭載する新モデルの販売を開始した。10月上旬に出荷を開始する。
ProLiant ML570/DL580 G4の新モデルは、7100番台のXeonを4個搭載できる。ベンチマークテスト「SAP SD Standard Application Benchmark Results, Two-tier Internet Configuration」で計測したところ、最も高い記録を出したという。
具体的には、ベンチマークユーザー数は2127ユーザーで、7000番台Xeonベースの従来機の1315ユーザーに対し1.6倍となった。7000番台Xeonを搭載する旧世代機「HP ProLiant DL580 G3」の1090ユーザーと比べると約2倍ある。
メモリ容量は最大64Gバイト。Serial Attached SCSI(SAS)やPCI Expressなどのインターフェースに対応しており、標準搭載のマルチファンクションGigabitネットワークコントローラ経由でiSCSIやTCP/IPオフロードエンジン(TOE)も利用できる。
価格は、ProLiant ML570 G4が91万3500円から、ProLiant DL580 G4が102万9000円から。
または、ハーフハイトのSAS対応テープ装置「HP StorageWorks Ultrium 448 SAS Tape Drive」とUltra320 SCSI対応テープ装置「HP StorageWorks Ultrium 920 Tape Drive」の販売も開始する。それぞれ内蔵型と外付け型を用意する。10月中旬に出荷を開始する。
StorageWorks Ultrium 448 SAS Tape Driveは、業界初のSAS接続可能なテープ装置という。データ転送速度は毎時86.4Gバイト。非圧縮時の記憶容量は1カートリッジ当たり200Gバイト。価格は、内蔵型が31万5000円、外付け型が33万6000円。
StorageWorks Ultrium 920 Tape Driveは、「ハーフハイトのUltrium第3世代規格テープドライブの最上位機種で、薄型のドライブとしては業界最高クラスの性能を発揮する」(日本HP)という。データ転送速度は毎時216Gバイト。非圧縮時の記憶容量は1カートリッジ当たり400Gバイト。書き換えや消去のできないWORMメディアも利用可能。価格は、内蔵型が55万6500円、外付け型が57万7500円。