ISID、クラウドサービスのラインアップを拡充--「CLOUDiS」ブランドで本格展開

富永恭子(ロビンソン)

2010-05-14 11:43

 電通国際情報サービス(ISID)は5月13日、クラウドサービスのラインアップを拡充し、コンサルティングから運用までをワンストップで提供するクラウドソリューション「CLOUDiS」として本格展開を開始すると発表した。

 同社では、クラウドビジネスの推進を一層強化すべく、4月1日付でクラウドビジネス推進室を「クラウド事業推進センター」に改称。人員増加による体制強化を図るとともに、サービスメニューの拡充を行ったという。新たなサービスブランドである「CLOUDiS」では、コンサルティング、基盤構築、アプリケーション運用など、クラウドに関わるトータルサービスを提供するとしている。

 これに関連して、同社が開発し、製造業の製品開発業務への適用で多くの実績があるプロジェクト管理パッケージ「Q-style」のSaaS版である「Q-aaS」を8月末から提供する予定だという。

 Q-aaSは、製造業における設計業務プロセスを可視化することで、設計プロセスの質を改善し、効率化するプロジェクト管理ツール。設計開発プロジェクトの計画作成から進捗報告まで、マウス中心の操作で日程計画表を作成でき、企業の内外を問わずプロジェクトメンバー間の情報共有を可能にする。海外拠点や提携企業とのコラボレーションなど、さまざまな用途に活用することができるとしている。

 ISIDでは、今後、CLOUDiSで提供するサービスを拡充するため、2009年6月に資本、業務提携したビットアイルとの協業体制を強化する。ユーザー企業へのデータセンター機能の提供だけでなく、プライベートクラウド構築基盤やSaaS基盤としてビットアイルのサービスを活用していくという。また、運用保守については、グループ会社であるISIDアドバンストアウトソーシングが、ITILをベースにした最新のマネジメント手法により、24時間365日のシステム稼働による安定したサービスを提供するとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]